嫁に内緒で借金をしたからにはバレないうちにきちんと返済したい

40代の会社員です。嫁に内緒で消費者金融の借金があります。いまは嫁の実家に住んでいますしほかにローンもないのですが、老朽化してきたから建て替える話が出ています。彼女の両親は健在ですが高齢で、現金はあまり持っていません。資金は私がローンを組んで対応することになりそうです。借金があるとローンが組めないかもしれないという話を聞きました。またこのままでは嫁にバレてしまうでしょうか？

できるだけ早く完済することをおすすめします

夫婦生活に立ち入るつもりはありませんが、お金に関するトラブルは離婚原因になり得ることはご存じでしょう。また内緒にしていた点もお互いの信頼感を損ねる原因になりそうです。人間、なにかしら内緒にしていることはあるでしょうから、すべてオープンにする必要はないと思います。しかし、お金に関することはかなり揉めやすいのです。

どうして揉めるのか。たとえば、おっしゃる通り、住宅ローンなど大型のローンを組むときに、借金の存在が明るみに出てしまい、それによってローンが借りられない、または必要な資金が融資されないとなったら、家族のみなさんがガッカリしてしまうでしょう。そして「なぜ？」といった不毛な話になりがち。あなたの借金の理由を知りたくなるのが人情というものです。あなたは、借金の理由を奥さんに言えないから黙っていたわけでしょうから、いまさらそれを告白することもできないでしょう。

というわけで、前提はよくわからない部分があるので推測しますが、解決策は2つしかありません。1つ目は、とにかくバレないうちに完済してしまうこと。2つ目は、最悪、借金の理由を奥さんに話せるのであれば、早めに借金のことを伝えて理解をしてもらうことです。

消費者金融に限らず、借り入れたお金の返済はなかなか進まないことが多いものです。それは、手元にある現金は別のことに使いたいと虫のいい考えが起こるためです。借り入れのことはとりあえず置いておく。いつか返せばいい、という発想ですね。「年末のボーナスがもし多かったら」とかですね。そして、最低限の返済だけを続けている。

さらによくないのは、返済がある程度進んで限度額に余裕が出て来たら、追加で借りてしまう。いつも限度額まで借りているような状態になる。それを複数の消費者金融でやってしまうと、完全な多重債務となり、容易に返済不可能な事態になりかねません。

一番のお勧めは、この際ですから奥さんに説明し、預金を崩すなりして借り入れをまず解決してしまうことです。大きな金額が残っているのなら、どう考えても家族の理解が必要ですから。

銀行でローンを組むときに、審査があります。そこではあなたの借り入れの状況は、信用情報機関に記録されている情報で確認できますので、簡単にバレてしまいます。その金額が大きい、または件数が多いときは融資できない可能性も高くなります。ただし銀行によってはその銀行での「まとめローン」を勧めてくれることもあります。件数が多いなら「まとめ」を利用することも手です。そしてある程度残高が減れば、銀行も新たな貸し出しに前向きになってくれるかもしれません。

いずれにせよ、早めに手を打つことが大切です。先送りをしてもいいことは一つもありません。