銀行系カードの審査でもっとも重視される点は年収か持ち家か

どうせ持つなら銀行系カードがいいと思っているのですが、いま30代後半の会社員で賃貸に住んでいます。審査のとき、重視される点は年収なのか、それとも持ち家なのかが気になります。そもそも持ち家か賃貸かという線引きの意味がよくわからないのですが。

限度額は年収しだいだが信用度は持ち家の方が高評価

銀行系カードに限らず、キャッシングできるタイプのカードの申し込みは、いずれにせよ審査があるものです。審査なしではクレジットカードも、カードローンのカードも手に入りません。

「ネットやスマホで申し込める」と聞いて、さっそくサクサクと申し込んでみようかと思ったときに、案外、書き込む情報量が多いと感じたことはありませんか? もちろん、そこで嫌になるようなら、いますぐ申し込む必要もない人でしょうから、ムリすることはまったくありません。

そのときに、持ち家なのか賃貸なのか、何年住んでいるのか、といったことに答えなければならない場合があります。しかし、これは無担保でお金が借りられる話なので、担保価値を見たいわけではないのです。

勤務年数を尋ねることもありますが、これも同様で、要するに「ちゃんとコンタクトが取れるのか」という点を確認したいのです。よく犯罪者が逮捕されたニュースで「住所不定、無職」などと表現されることがあります。もっとも信用できない、つまりコンタクトしにくい相手がこの住所不定、無職の人だとしたら、そこから、信用できる度合いがどう高くなっていくか、少し考えていただければおわかりでしょう。

持ち家の人はすぐに転居ができません。家の売却には時間がかかるものでしょうし、資産があるなら簡単には放棄しないでしょう。職場も同様。勤務歴が3年未満なら簡単に転職してしまう可能性はありますが、10年勤めている会社を簡単に辞めるとは思えません。また辞めた場合でも、社内に知り合いが多数いることが考えられるので、転職先がわかるかもしれません。このように、信用度をはかるための目安としての意味があると考えてください。

年収は限度額の参考になります。貸金業の場合は年収の3分の1までしか貸し出せませんが銀行の場合はその規制対象ではありません。しかし似たような基準で貸し出せる限度額を審査しています。年収は変化するものと思われているので、信用度の評価にはあまり役に立ちません。いま年収1000万円でも、来年は600万かもしれないからです。

このように、あなたが信用できるかどうか。そしていくらまで貸せるかどうかを知った上での審査だとお考えください。その点からすれば、持ち家は「逃げられない」のでそれだけ信用があると考えてもいいでしょう。

家を買う気がないのなら、条件のいい、つまりせめて年収がそこそこあって、現在の住所に長く住んでいる時期にこそ申し込んでおくべきかもしれません。安定していると思えるときです。この点で「お金を借りる必要性はないけど」と思っているときこそ、審査に通りやすい状態とも言えます。

銀行系カードローン審査の特徴は総量規制にある

銀行系カードローン審査には大きな特徴があります。それは総量規制対象外によって得ることができる特徴であり、これを知っているとメリットを知りながら申し込みをすることができます。

銀行系カードローンは総量規制の対象ではないので、審査においては収入証明を提出しなくてもよいケースがあります。大きな借り入れを希望する時はやはり収入を証明する必要がありますが、小口融資を希望する場合は身分証明書だけで申し込みをすることができる会社が多いです。これによって何がメリットになるのかと言いますと、専業主婦やアルバイトやパートなど、収入が小さい人でも簡単に合格することが可能になってきます。

基本的にカードローンは収入が重要なポイントでもあり、収入証明を提出しなければならない会社では収入が低いとやはり不合格になりやすいものです。また、専業主婦など収入証明を提出することができない人はそもそも申し込みをすることができません。この点、銀行系カードローンなら収入証明を提出することなく身分証明書だけで申し込みをすることができるので、専業主婦でもアルバイトやパートの人でもしっかりと申し込みをすることができ、合格しやすいというメリットがあります。

銀行系カードローンでは総量規制外によってほかにも特徴があります。大口融資を希望している人にとって、総量規制というのは一つのネックになります。自分の年収から3分の1以上は借りることができないものですが、銀行系カードローンなら総量規制外なので審査においてそれを考慮される事が基本的にはありません。そのため、自分の年収の3分の1以上を借り入れしたいという人でも、しっかりと返済能力が認められると借りることができます。

このように大口融資を受ける人でも小口融資を受ける人でも、銀行系カードローンには総量規制対象外によって大きな特徴からメリットを得ることができるので、参考にしながら申し込みをしてみると良いです。

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